新著の予約販売開始!2009年10月08日

内藤さんとのセミナーは、一日過ぎたところで、75件の申し込みがあった。さすが、投資家の貴公子。人気にあやかれて、嬉しいです。まだの方、ぜひお越しください!
http://totodaisuke.asablo.jp/blog/2009/10/06/4617736

あと、文藝春秋から出る「生命保険のカラクリ」が、早くもアマゾンで画像付きでアップされ、予約販売がはじまりました!多分、売り始めると在庫切れが続く可能性があるので(前作のときがそうだった)、よかったら早めにぽちっと、ご予約頂ければと思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/4166607235/

内容は、「プロによる、プロのための」でも「プロによる、一般のための」でもなく、「一般人による、一般人向けの保険の本」なので、「この際、生保の仕組みをきちんと理解しておきたい」という方を主な対象としています。

明日の午後、見本が手元に届くので、楽しみです~。

【目次】

第一章 生保のGNP - 義理・人情・プレゼント
  ・ 祖母の思い出
  ・ 花より団子、外食より保険
  ・ 人生で二番目に大きな買い物
  ・ 日本人の生保好きはいつから始まったか
  ・ 世界一儲かる生保市場
  ・ 罪深い「転換セールス」
  ・ 逆ざやが残した禍根
  ・ 払われなかった保険

第二章 煙に巻かれる消費者 - 誤解だらけのセイホ
  ・ スパゲッティのように複雑
  ・ 貯金はできないけど保険なら払える
  ・ かけ捨ては損ではない
  ・ 「何に備えるか」で整理すると三つしかない
  ・ 定期、養老、終身の違い - 生命保険の基礎
  ・ 「保険料はどこでも同じ」ではない
  ・ 保険に「ボーナス」はない
  ・ 「途中でやめたら損」とは限らない
  ・ 医療保険は入ってはいけない?!
  ・ 民間の生命保険がすべてではない

第三章 儲けのカラクリ - 生命保険会社の舞台裏
  ・ 保険会社をゼロから作ったら
  ・ あなたが死ぬ確率は?
  ・ 保険金詐欺との戦い
  ・ 単品主義のススメ
  ・ 私たちの保険料、28兆円のフロー
  ・ 世界最高の投資家は保険屋
  ・ 生保はリスクを取りすぎか
  ・ 引きこもりのザ・セイホ
  ・ シサ、ヒサ、リサ - 保険会社の収益源

第四章 かしこい生保の選び方
  ・ はじまった地殻変動
  ・ 宿敵、簡保の民営化
  ・ 銀行窓販の全面解禁
  ・ 生保が共済に敗れる日
  ・ 来店型代理店の台頭
  ・ 保険料の自由化と新規参入の促進
  ・ 付加保険料開示の衝撃
  ・ 生保業界の生きる道
  ・ 保険にかしこく入るための七カ条

生保をさらに知るためのコラム集
 ① 生命保険契約者のセーフティネット
 ② 生命保険の約款
 ③ 生命保険会社が倒産したら
 ④ 保険料の決まり方
 ⑤ 生保会社に値段をつける - バリュエーション
 ⑥ 生保の未来 - リスク細分
 ⑦ 民間医療ホケの将来

ネット生命保険の可能性 - あとがきにかえて

コメント

_ 松嶋貴明 ― 2009年10月08日 22:00

岩瀬さん
こんばんわ。先日の講演会では表紙と目次をちらっと拝見させていただき、その時から非常に楽しみにしていました。
いよいよ出版されるのですね!
早速予約しました!
また、お会いできるのを楽しみにしています。

_ 高木 ― 2009年10月08日 22:04

業界人(プロ?)でも自分たちの世界がいかに異常であるか、何も考えない(考えないようにしているのか?)人達ばかりです。ほとんど社会保障でカバーできるようなものでも、それを覆い隠して、「入院には日額20000円必要とアンケートでお客様は考えております!まだまだ普及の余地があります!!」なんて、社内報の記事にしたり、無意味な、というか消費者不利になる転換セールスを営業の数字のために進めたり・・・。げんなりすることばかりです。ああ、がん保険とかは、獲得件数で奨励が決まるので、日額10000円1本で加入すればいいものをわざわざ5000円ずつに分割して契約させたり・・・。
もう腐りきってますよん。

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_ 404 Blog Not Found - 2009年10月15日 19:22

著者より献本御礼。



生命保険のカラクリ
岩瀬大輔

プロのための「生命保険入門」を、異業種から参入した著者が同書の著者から直接学び直した上で、ユーザー向けに最新事情を交えながら書き直したのが本書。生命保険を買う--あるいはあえて買わない--にあたって、....

_ Parsleyの「添え物は添え物らしく」 - 2009年10月23日 08:23

生命保険のカラクリ (文春新書)posted with amazlet at 09.10.23岩瀬 大輔 文藝春秋 売り上げランキング: 346Amazon.co.jp で詳細を見る

 献本いただきました。ありがとうございます。
 約9割の世帯が加入しているという、世界でも類を見ない程の加入率を誇る日本の生命保険。だが、契約内容が複雑で、必ずしも加入者(場合によっては売り手の側も)の理解が充分でないというのが実情だろう。
 本書は、独立系としては74年ぶりに誕生したライフネット生命保険株式会社の代表取締役副社長である著者が、日本の生命保険が発展してきた経緯と、パッケージ化されて販売される保険の中身、生保会社がどのように売上を立てているのかという内情まで、詳らかにして、消費者がより良い生保の選択をするための7か条を示すという内容になっている。
 目次は、こちらを参照のこと。

 日本の生命保険は義理(G)・人情(N)・プレゼント(P)からなる「GNPセールス」と呼ばれているそうだ。確かに、身近なひとに勧められて、契約内容も吟味せずに加入するというケースが多い。
 著者も、社会人二年目に外資系生保の営業・コンサルティングを受けて、総額800万円近い買い物を「内容を十分に理解しないまま」したという。このエピソードは後日、その会社の営業マニュアルにセールス話法の「台本」や、オーダー・メイドだったはずの保険プランが記されていたことを知るという、笑えないオチで終わっている。

 「社会人になったんだから、保険くらい入っておかなきゃ」ということを、親や親戚から言われて、それでも入らないでいることは、簡単ではない。そういった空気が醸成されたのは、ここ30年くらいのことだと、筆者は指摘する。貯蓄の要素を薄め、保障の要素を高める「定期付終身保険」によって、より手数料を取りたいという保険会社の販売戦略が、日本人を「生保好き」にさせたとする。

 本書が、非常に「良心的」だと思ったのが、「買い手にとってお得な商品など存在しない」と明確に述べていること。
 セールや割引が法律で禁止されている(不勉強で、はじめて知った)ことにより、割高の保険料を払ってサービスを受けるのか、自分で調べたりすることによって、安い保険料のものを選択するのか。それは、買い手のチョイス...

_ ブリュッセル→東京 日々つれづれ - 2009年10月27日 01:30

27 Oct.09 Tue

10月の本棚ー岩瀬大輔著『生命保険のカラクリ』

 ここのところ、以前にも増してブログの更新が滞っています。公私共に忙しいから・・・というのがその理由ですが、まあ普段の平々凡々な毎日の中からブログのネタを拾うのが難しい、と言うのが本当の理由です。

 さて、今月の本、岩瀬大輔著 『生命保険のカラクリ』 (文春新書)は今年5月の本棚で取り上げた『金融資本主義を超えて-僕のハーバードMBA留学記』 (文春文庫)の著者が改めて「現在の岩瀬大輔」を語る本です。ブログのご縁で著者より献本いただきました。どうもありがとうございます。

 そしてそれは岩瀬...

_ Fly faraway - 2009年10月28日 14:51

日本の全世帯の9割が加入し、「住宅についで、人生2番目に大きな買い物」といわれる生命保険。1000万円近い「買い物」をしているのに、加入者はあまりにその仕組みや内訳を知らされていないのではないか? 従来、藪の中だった「生命保険のカラクリ」を、ネット生保の副社長が明快、解き明かす。かけ捨ては損ではない、保険料はどこも同じではない、保険にボーナスはない、途中でやめたら損とは限らない、などなど、セイホの常識をくつがえし、生命保険会社の舞台裏から、「保険にかしこく入るための7か条」まで。生命保険に入っている人、入ろうと考えている人、さらに保険業界で働く人、セイホに関わるすべての人たちのための「必読の書」。 <Amazonの内容紹介より>   生命保険のカラクリ (文春新書)文藝春秋 2009-10-17売り上げランキング : 303おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools   日本で 74年ぶりに誕生した独立系生保(大手生保の資本が入っていない)「ライフネット生命」の副社長が自ら書き下ろした生保業界の問題点。単なる既存生保の批判(=自社の宣伝)ではなく、問題の本質から、加入者が知っておくべき知識、そして生保業界の今後あるべき姿を示す。ここまで問題分析し、解があるからこそ生保を立ち上げられたのだろうとも思う。 また、著者の論理展開のすばらしさにも感服させられる。淡々と事実を述べるわけではなく、著者の感情にまかせて書かれたものでもなく、ストーリー展開が首尾一貫した本を久々に読んだ気がする。...

_ レバレッジ投資実践日記 - 2009年12月15日 22:57

今年194冊目。おススメ度★★★★☆ ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・