見本到着2009年10月09日

昨日ご紹介した新著ですが、今日の午後、編集者の方が見本を持ってきてくださった。やったー。こうやって、形になると嬉しいですね。

原稿は2年前くらいから、少しずつ、少しずつ、書きためていた。自分が仕事をしながら、「へぇ、そういうことだったんだ」と、目からウロコだった生保ネタを書いていったもの。

あと、出口が書いた岩波書店「生命保険入門」はとてもいい本なのだが、いかんせん値段が高いし、やはり難しい個所がたくさんある。

そこで、出口の本のエッセンスを、業界外の人も読みやすいように、分かりやすく書いたらいいのに、と思ったのがきっかけだった。

以下、序文より:


 生命保険業界に入って、三年が過ぎた。保険会社として営業を始めてからは、まだ一年半しか経過していない。これまでの業界の常識からすれば、「新入り」の私が業界の全体像を語る資格などないと思われることだろう。

 だが、誰でも少しずつ、その業界に身をおく時間が長くなればなるほど、その規範と常識に染まっていく。はじめの頃は不思議に感じていたことが、いつからか当たり前になっていく。とすれば、まだ新鮮な気持ちを持ち合わせているいまの自分が見た業界の姿、業界の人々の常識とのギャップの中身を、より多くの人たちに知ってもらう意味はあるのではないか。これが本書を執筆しようと思った動機である。

 生保業界に関して、プロによるプロのための本、あるいはプロによる一般人のための本はこれまで何冊も執筆されてきた。それに対し本書は、保険業界にはじめて足を踏み入れた一般人による、一般人のための「生命保険入門」である。


本を書くためには、その何倍もの情報量をインプットしなければいけない。したがって、出版は会社のPRになるだけでなく、自分自身が必死に勉強して知識を増やすこととなる。

また、発信すると、様々なフィードバックが返ってくることが予想される。イルカが超音波を出して、それが跳ね返ってくるのを受けるように、情報もこちらから発信することで、色々と返ってくるもの。

というわけで、全身全霊を傾けて書きあげましたので、ぜひアマゾンで予約して、読んで、感想を教えてください!17日発売らしいので、ちょっと気が早いですが。

三連休、ごゆっくりお過ごしください!今日も今から講演会。

コメント

_ Kom ― 2009年10月09日 17:26

毎年々々保険を見直そうと考えながら結局そのまま。

保険関連の本や、家計を見直そうといった本も読んでみましたがなかなか実行に移せず。

この本は背中を押してくれるかな?
是非買って読んでみようと思います。

_ 後田亨 ― 2009年10月09日 21:29

こんばんは。

岩瀬さんの3年、あるいは1年半は、そこらの業界人の3年や1年半とは全く違うものだと思います。

そういう意味で、私は素朴に今回の出版をとても楽しみにしています。

*私自身の2年目は、掛け捨ては損なのか?という疑問がやっと解けたという・・そんな頃でした。(恥ずかしいです)

_ 通りすがりの外資生保 ― 2009年10月10日 04:38

岩瀬さん、出版おめでとうございます。
御社に遊びに行ったら頂けますか?
いや、ジョークです・・・ちゃんと買います(笑)

それにしても出版社さんの意向なのでしょうが、生保の本というと「カラクリ」「裏」「騙されるな」などセンセショーナルかつ否定的な題になってしまうのがなんだか残念ですね^^;


『超攻撃的セイホ活用術 ~生命保険が損だなんて大間違い~』

いつの日か、私はこんな本を出したいですね・・・逆張りで(笑)

_ 相互リンクのご依頼 ― 2009年10月11日 18:25

サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://hikaku-lin.com/link/register.html
こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
eMI03PYY

_ Kom ― 2009年10月18日 18:43

amazonで予約しておいたのですが....

>> 岩瀬 大輔 "生命保険のカラクリ" [新書]
>> 配送予定日: 2009-11-03 - 2009-11-08

売れ行きが好調なようで、来月初旬まで届かないようです....

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