増刷!2009年10月27日

「生命保険のカラクリ」、お陰さまで大好評。出版社の方からは、「客先から ガンガン注文が入ってます!」という嬉しい知らせがあり、発売して一週間以内に 増刷が決まっていました。


色々なところで感想を読み聞きしていますが、内容は業界人にとっては常識的 なことばかりであっても、業界外の人にとっては「目からウロコ」の話ばかり。


保険の営業の方からは「ありきたりな話」というコメントがありましたが、違 うのですよ。それは毎日、生保の話しかしていない人にとってはありきたりな話で あって、一般の人にとってはそうでないのです。


また、営業やってる人の立場からは、結局、自分が生活をしていくために、自 社の保険を売らなければいけないので、どうしてもその視点からしか提案ができな い(「あなたは保険はいらない」とか「貯蓄商品は生保ではなく投信の方がいい」 とは言えない)。


僕は、もちろんライフネットの保険に入って欲しいですが、それは二の次であ って、まずは「本当のこと」を語ることに意味があると思っているので、それがご 支持頂いている点では、と思っています。


ベストセラー「生命保険の罠」の著者の後田さんからは、こんな嬉しい感想も :

いろんな読み方ができる本ですが、読後感として残ったのは、「熱いものは伝わってくるのだけど、岩瀬さんの『私心』はあまり見えない」というものでした。
営業現場に関して言えば、本人は私心を隠しているつもりでも”臭ってくる”ような人も少なくない業界です。
ライフネット生命は、販売手法も従来のものとは違いますし、単純に比べるつもりもありませんが、私には、このことがとても新鮮で、好ましく思えました。

その他の皆さんの感想は、こちらから:

http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51736786.html
http://louise200.exblog.jp/12208978/
http://yaplog.jp/parsleymood/archive/858
http://bestbook.livedoor.biz/archives/50871801.html

まだ読まれていない方は、ぜひ、ご一読ください!アマゾンにも在庫がたくさん入りました。

http://www.amazon.co.jp/dp/4166607235

コメント

_ 保険の営業の人 ― 2009年10月30日 02:03

これで最後の投稿にします。

「ありきたり」は専門家レベルの話ではなく、少し保険をかじった保険評論家やFPの話などとして一般ユーザが本やネットで目にできる情報レベルという意味でした。決して新しいニュースはありませんでしたし、専門家レベルではありきたり以下でしょう。

>また、営業やってる人の立場からは、結局、自分が生活をしていくために、自社の保険を売らなければいけないので、どうしてもその視点からしか提案ができない(「あなたは保険はいらない」とか「貯蓄商品は生保ではなく投信の方がいい」とは言えない)。

岩瀬さんが、あるいはライフネット社が業界の中のどこをライバルと想定しているかがわからないのですが、岩瀬さんが思っているほどに保険の営業の人は低レベルなばかりではないのかもしれません。顧客のメリットを』無視して自分の生活だけのためのみに活動している人間はきちんと淘汰されていきます。

また、このような言い放ちが許されるのなら岩瀬さんはライフネットの副社長だからライフネット保険を売らねばまずいので、その商品レンジからとりあえず終身保険は否定し、医療保険は疑念を持ちつつ肯定しないといけないという言い方もまた然りでしょう。

本当のことを語ること・・・そうおっしゃいますが、完全な正解などない保険に関する話において「本当のこと」とは一体なんなのでしょうか?
可能性を含めて「本当のこと」を語るのが趣旨なら、付加保険料がたとえ安くとも保険料自体がもしかしたら安くない場合があるのか否かも語るべきではないでしょうか?

もちろん現場をご存じないからこその強みもあるかと思いますが、フリーランスの評論家ではないお立場を考慮した動きをされたほうが得策ではないかとも時々感じるのです。

私のポイント、真意はそういったことでした。
失礼な発言ですが、いつか分かってもらえるような気もします。

数々のご迷惑な発言、申し訳ありませんでした。
ブログという媒体を活用する以上、ある程度の反対意見は仕方ないでしょうし、これが最後ですのでご容赦願います。

では、さらなるご活躍をお祈り申し上げます^^

_ 営業やってる人 ― 2009年10月31日 08:20

>また、営業やってる人の立場からは、結局、自分が生活をしていくために、自社の保険を売らなければいけないので、どうしてもその視点からしか提案ができない(「あなたは保険はいらない」とか「貯蓄商品は生保ではなく投信の方がいい」とは言えない)。

保険が必要ないと思う人にはそう言ってますよ。また、投信も貯蓄手段のオプションとして話をします。何故なら自分自身が投信を買っているからです(貯蓄性の保険にも加入しているので、自分が何故その保険に入り、何故投信を買っているかをお話しします)。

多くの保険営業の方も同様なのではないでしょうか。

何故、営業やってる人はそう言えないと言い切れるのですか?根拠となるファクツ(事実)は何ですか?

岩瀬さん、およびライフネット社には好意を持って注目していますが、このように書かれると残念です。

「本当のこと」を語ってください。

_ Daisuke ― 2009年10月31日 16:30

遂行せずに書いているのでちょっと筆が滑り過ぎました。お気を悪くされたらごめんなさい。全員がそう、というつもりはありませんし、僕の知り合いにも尊敬する営業の方はたくさんいます。他方で、離職率が50%近い営業職員25万人のうち、皆さんのような方は多数派なのしょうか、少数派なのでしょうか。業界全体の視点で語るか、一人一人のミクロの視点で語るかですね。今後は、「という人ばかりではもちろんないが」というdisclaimerを入れるようにしましょうか。

_ 営業やってる人 ― 2009年10月31日 23:12

すみません、正直に言うと岩瀬さんの真意は分かっていましたし、多数派か少数派かという話も残念ながら多数派でないことは分かっています。

ただ、少数派であっても「業界を変えたい」と思っている営業パーソンがいることも「事実」ですし、岩瀬さんもそのことを知っているはずなのに無視されるのは残念だなと、多少感情的になって書き込みさせて頂いた次第です。

ライフネット生命も生保業界全体から見れば(失礼ながら)まだまだとても小さな存在だと思います。でも、付加保険料をはじめとする情報開示の姿勢、明確な理念など、大きな流れに逆らって起こそうとしている小さなうねりは、マクロの視点で業界全体を俯瞰したときにも、決して無視することのできない、あるいは無視してはいけない、業界にとって重要な存在だと思っています(そう思わない人の方が多数派かもしれませんけど笑)。

我々の存在はライフネット社のように注目される存在ではないかもしれませんが、マイノリティだからといって無視されると淋しいんです。。

ちなみに「生命保険のカラクリ」読みました。正直に言うと、やはりライフネット副社長の立場としてのポジショントークでは?と思う部分がないわけではありませんが、全体の視点で見ると(笑)、とてもいい本だと素直に思います。

保険の営業やってる人間として、一般の人にお勧めできます。

長々と失礼しました。

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