裸でも生きる2009年10月06日

入谷でおうどんをご一緒して以来、山口絵理子さんの大ファンに。
http://totodaisuke.asablo.jp/blog/2009/05/29/4329690

この訪問がきっかけでお友達になり、色々とお話するようになった。また、それ以来、自分の講演会では必ず、「とにかくまず、マザーハウス山口さんの情熱大陸の番組を視聴し、本を読んでみてください」と、広報担当の役割も担うようになった。

7月くらいのことだったかな。ネパールからチャットで一通のメッセージが届いた:
「私、次回、東京に帰ったら、行ってみたいところがある」
「え、どこですか(ディズニーランドとか誘われたらどうしよう ドキドキ)」
「ライフネット!」
「・・・(妄想だった でもうれしい)」

というわけで、光栄なことに、ライフネット社内に勉強会の講師として来ていただいた。本来ならば大きいホールでしかお話を聞けないところ、小さな会議室で、目の前で話を聞ける幸運に、皆大喜び。なかには「なぜだか分からないけど、涙が止まらなかった」という女子社員まで。

とにかく、人の心を動かす力を持った方です。

さて、山口さんの新著、「裸でも生きる 2」を読んだ。すでに多くの感動のレビューが書かれているようなので、いまさら「とても心を打たれた」というエントリーを書くのも気が引けるが(アマゾンのレビューなどご覧ください)、

僕自身、この本を読んで、
・ ひとりの人間として、とにかくすごいなぁと心の底から思い、
・ 途上国とのかかわり方を考えさせられ、
・ 自分は全然頑張ってないなぁとはっぱをかけられ、
・ 一人の経営者として会社の運命を預かるということがどういうことかも考えさせられ、
・ 起業家として新しいビジネスを作っていくことの真髄を見せられた気がした。
・ もちろん、泣き虫なチャーミングな女性としての素顔もかいまみた。

「このブログを読んでいる方は、必読!」ということを伝えるために、ここではあえて「本書はこういう人にオススメ」という形で、皆さんの購読意欲を醸成させることに挑戦したい。

【こういう方にオススメ】
・ 起業、ないし新しい事業を作ることにワクワクする人
・ 普通の営利事業だけでなく、社会的な使命感を持ちながら仕事をしたいと思っている人
・ 最近「オレ、頑張ってるな」という実感を持てない、燃焼不良気味な人
・ 自分は本当に何をやりたいんだろう?と悩んでいる人 
・ 将来、留学したいと思っている人、国際的な仕事をしたいと思っている人
・ 「年下なのにすごい、こいつにはかなわない・・・」と頭をガツンとやられたい人
・ ガッツと行動力が自分には足りないと感じている人
・ ガッツと行動力には自信があり、絶対に負けないと思っている人
・ 「もうダメかも知れない・・・」と落ち込んでいる人。とにかく元気な気持ちになりたい人
・ その他、上記のいずれにも該当しない人

というわけで、ぜひ、手に取って読んでみてください!シビレますよ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4062821230

コメント

_ 松嶋貴明 ― 2009年10月06日 22:23

岩瀬さん

ご無沙汰しております。
先日、この本を購入しようと本屋に行ったところ見つけることが出来ず時間切れ。明日の朝出勤前に購入します。
「こういう方にお勧め」。。。全てに該当するような気がしました(笑)
先日の山口さんのトークイベントではインドでトラックの運ちゃんが空港への道中でいきなりストライキを起こし、困った話を伺いましたが、「僕がいたらその運ちゃん引きずりおろして代わりに運転するのに。。。」なんて思ってしまいました。
今週末はいよいよ出口社長の講演会です! 今からめちゃくちゃ楽しみです。

_ obatazen ― 2009年10月07日 01:10

初めまして。

内藤忍さんのTwitterから飛んできて、初めてこちらのブログを拝見
しました。
いきなりですが一つ突っ込まずにはいられずコメントします。

>・ その他、上記のいずれにも該当しない人

全ての人が該当するじゃないですか(笑)
…という冗談はおいといてそれ以外にもほとんど該当します。

山口さんを知ったのは「情熱大陸」を見てからでした。番組中にサイト
にアクセスしたら、アクセスが殺到して表示できない…なんてこと
があったのを今でも憶えています。
今では店舗に何度か足を運んで、その時買ったバッグはもう体の
一部になっています(笑)

以前から岩瀬さんの名前はネットで存じ上げておりましたが、こちら
のブログを拝見したのは今回が初めてでした。
いつかセミナーなどで岩瀬さんにもお会いできる日があれば…と
楽しみにしています。

_ kawata ― 2010年09月09日 01:28

つどいは多くの契約者が集まり素晴らしい結果になったようでよかったです。
ショーンKさんの集まりに山口さんが出ていてお話をきいてきました。慶応大に行き、優秀な人がいる中、自分の役割が発展途上の世界とつなぐ役割であると決めた彼女の決断力にほれました。
私は世界の繋がりなんて高尚なことはわかりませんが、同じ契約者の仲間がドンドン増えていくことを望みます。
しかし、彼女は本当に魅力的ですね!!

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_ ロサンゼルスMBA生活とその後 - 2009年10月07日 00:21

マザーハウス社長、山口絵理子さんの「裸でも生きる」を読みました。まず彼女の経歴を読んだだけで、その破天荒さに惹かれてしまいます。

小学校時代イジメにあい、その反動で中学で非行に走る。その後、強くなりたいと高校の「男子柔道部」に自ら飛び込み、女子柔道で日本のトップクラスに。偏差値40から受験勉強3ヶ月で慶應大学に合格。大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、アジア最貧国「バングラデシュ」に渡り日本人初の大学院生になる。必要なのは施しではなく先進国との対等な経済活動という理念で23歳で起業を決意。
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「途上国から世界に通用するブランドをつくる」というミッションを掲げ、「よりよい社会をつくるために情熱をかたむける一企業の活動が、今まで「貧しさ」という暗闇の中で見過ごされてきた途上国に、希望の光を灯すことを証明したい」という想いで株式会社マザーハウスを立ち上げ