シンガポール2010年07月30日

保険の学会で発表するために、シンガポールに行っていました。現地では会議でネット生保を国際デビューさせることができたほか、シンガポール人のHBSの同級生たちや、投資家の方々にお会いすることができて、なかなか有意義だった。

さて、シンガポールにいると、政府が強い意志を持っていれば(もちろん同国の場合はいくらかの自由を犠牲にしているのでしょうが)、なんでもできるんだな、ということを痛感させられる。マレー系と華僑の人たちで成り立つ国で、タクシー運転手まで含めて国民全員が英語を話せるなんて、我々の感覚で考えたら「絶対に無理」と思うことだろう。なんせ、一私企業が公用語を英語にする、といっただけで、あれだけ多くの部外者が騒ぎたてる(そして反対する)のだから。

しかし、国の将来のあり方について明確なビジョンを持ち、それに基づいて一つ一つ手を打っていくことで、20-30年単位で見たときに、確実にそれが成果を出すわけだ。シンガポールはその成功例だろうし、今の中国は着々とそのように手を打っているのだろう。

かといって、国に何かを頼って、嘆いているばかりでも仕方がない。身の周りのことでいいので、自分にできることを精一杯やろう。ライフネットの国際化。英語と中国語の社内レッスンを、今度スタートする。いつか、海外展開もしたい。今年も本を2冊くらい出して、生命保険に関する情報発信を続けることで、一人ひとりがinformed decision making をできるようにし、わが国の個人マネーの流れをいい方向に変えていきたい。若い世代が選挙に行くようになるよう、自分の周りでできることをやっていきたい。などなど。

ちなみに、雨季のシンガポールより、東京の方がずっと暑かったです。意外なことに。

コメント

_ prophet ― 2010年08月06日 13:11

国際化を目指す以上、ライフネットもいずれ公用語を英語にするのですね?

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