アウトプットのススメ2010年07月14日

情報をインプットするのと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのは、自分の中でそれらの情報を咀嚼し、話したり書いたりすることで整理することである。

趣味のための読書ならさておき、仕事のための情報インプットであれば、それを実際のビジネスで使いこなせないとしょうがない。多くの場合、それは自分の言葉で言い換えることで、初めて自分のものとなる。

多くの情報を流し読みするよりも、限られた情報を何度もなぞり、自分のものにした方が、ずっと価値がある。以前は、インプット99:アウトプット1 くらいだったが、最近ではインプット70:アウトプット30にできたらいいな、と考えている。

今日は、一緒に商品開発をやっていた同僚が、新商品についての論文「ディサビリティ市場の発展と課題」を書き上げ、学会誌に投稿をした。

http://job.rikunabi.com/2011/media/sj/work/business/business_vol83.html

彼も最初は、「論文・・・書けないっす」と言っていたのだが、商品を作る過程で非常に多くの情報を集め、多くの論点について悩み、考えた。論文を一つ書くのは簡単な作業ではないが、商品開発にかけた時間に比べれば、微々たるものだ。その僅かな追加の時間をかけることで、その経験が忘れ去られることなく、大げさに言えば「永遠」になるわけだから、やらない手はない。

何かを本気で勉強したかったら、それについてブログのエントリーを書くか、本を書くつもりでやろう!それが一番、内容の深い定着に繋がると思う。