締め切り2010年06月02日

ブログが更新できないのは、保険論文の締め切りに追われており、気持ちの余裕がなかなかないから。

ひとつは、7月にシンガポールで開催されるWRIEC(世界リスク保険大会)向けの論文。5月末が締め切りだったのに、恥ずかしいことに "short extension" をリクエストすることに。英語で論文なんて書いたことないので、あーだこーだとうじうじしているうちに、時間ばかりが過ぎていました。

もうひとつは、昨年6月に日本保険学会で発表した内容を寄稿しなければいけないのですが、この締切も今月19日・・・1年後だからずっと先だ、と油断していたら、あっという間に一年が経っていました。

ちなみに、日本保険学会からは嬉しい連絡が。10月に開催される全国大会 ( http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsis2/conference/ ) にて、発表させて頂けることになりました。出口もパネルディスカッションに登壇するようです。

論文を書いて発表するというのは、自分にとって勉強になるし、業界に対してライフネットが真摯に取り組んでいるというアピールにもなるし、情報を発信すれば多くの反響が帰ってくるので、一所懸命やっていきたいと考えています。

さぁ、続けようっと。

行脚は続く2010年06月04日

昨晩は、元ヤフー!の同僚がアレンジしてくれて、同社の社内勉強会で講演。80名近くが参加し、とても盛り上がりました(と、いつも自分では思ってしまう)。

元々、ライフネット生命はヤフーさんにお世話になりっぱなし。開業前は、同社のKさんにずっとアドバイスをもらってきたし、開業前には同社からジョインしてくれた I が推進力となり、今は60名の社員のなかで、6名が同社の卒業生。そう、ライフネット生命の緑には、1割ほど、ヤフーの赤い血が流れているのです。

そして何よりも、契約が伸び悩んでいた初年度に飛躍のきっかけとなったのは、付加保険料開示のニュースがヤフートピックスで大きく取り上げられたことがある。あの13文字のインパクトは、民放テレビで15分放映されたくらいの、強力なインパクトがあった。

同社は当然ながらネットに精通したプロの皆さんなので、「ネットで生命保険に加入する」ということに何ら抵抗がない方々。講演後は皆さんから温かい言葉を頂き、また頼もしい応援団ができた気分。

6月の行脚情報:
・ 11日(金) Infinity Ventures Summit @札幌 パネルディスカッションに登壇 http://www.infinityventures.com/ivs/event/
・ 13日(日)16時15分~ アフリカンフェスタ@横浜
http://millenniumpromise.sblo.jp/article/38641151.html
・ 14日(月)19時半~ ソーシャル金融セミナー@紀尾井町 http://tweetvite.com/event/SocialFinance
・ 18日(金)P&G社内勉強会、FPの栗本大介氏主催勉強会@神戸
http://kokucheese.com/event/index/2788/
・ 19日(土)大阪 朝食読書会、栗本氏勉強会、ニッセイの方主催の勉強会
・ 20日(日)アントレ研究会@麹町 http://ameblo.jp/entre-ken/entry-10544557157.html
・ 23日(水)学生・就活系セミナー

ということで、一人でも多くの方にライフネット生命を知ってもらうべく、今月も走り周りたいと思います。週末は、世界経済フォーラムの地域会議に出席するためにホーチミンに向かい、現地の生命保険会社、数社と会う予定です。

引越し2010年06月14日

すっかり更新が滞っていました。

先週は世界経済フォーラムの集まりでホーチミンへ行き、現地で生保数社にお会いし、週の後半は札幌でITベンチャーのカンファレンスに出席し、最新動向を勉強するとともに、主要なプレイヤーの皆さんと交流してきました。

日曜は横浜の赤レンガ倉庫で行われていた「アフリカン・フェスタ」にて、理事をやっているNGO「ミレニアム・プロミス・ジャパン」のイベントに参加して、ワークショップ形式でタンザニアのビレッジ訪問記をお話してきました。

さて、月曜の朝、今日は、オフィスが引越し。といっても、5階だけ借りていたところ、いよいよ手狭になってきたので、たまたま開いた4階の3分の2を借りて、会社の半分が引っ越したのです。

まだガランとした空間で荷物を整理しながら、初めてこのオフィスに引っ越してきた2007年9月のことを思い出しました。心機一転、新たなスタートのつもりで頑張りたいと思います。

Twitter, blog のおかげで、しばらく顔を合わせていない人でも、状況がなんとなく分かってありがたいと思う今日この頃。ちょっと離れて暮らしている弟がブログを毎日書き始めたので、凄く嬉しい。だからこそ、こちらもブログを更新しなければいけないんですけどね。

日本の国際競争力2010年06月21日

土曜日は大阪で講演会・勉強会が3連チャンだったのですが、どうしても終わらせないといけない仕事があり、合間の数時間、X生命保険会社の方が会議室を貸してくださり、とっても助かった。ありがとうございました。

そして土曜の夕方は、Y生命保険会社の方が社内の若手30名ほど集めてくれて、勉強会。これだけ多く、一社の生命保険会社の若手向けにお話する機会はなかなかないので、こちらはラッキー。同業者の副社長を社内勉強会に呼んだりして、本社にばれたら怒られそう。

その中で、出た質問。日本が国際競争力を失いつつあるが、なぜか?どうすればよいのか?

少し考えて、次のようにお答えしました。

日本の国際競争力がない、というのはすなわち、なぜニューヨーク、ロンドンの街を歩いていて、Y生命の看板が見られないのか?ということ、そのものである。日本の社会経済のいわば縮図でもある生保業界のリーディングカンパニーであるY生命が、なぜ海外市場で頑張れていないのか?ひいては、その幹部候補である皆さんが、日本の外でも競争力を持たないのか、ということと同じではないでしょうか?

ベンチャーをやり始めて、マクロを評論するより、どれだけ小さくてもよいので目の前の問題に取り組むこと、そしてその集積こそが国であったり社会であるということに気がつきました。したがって、皆さんもぜひ、Y生命が世界の保険市場で再び輝けるためには何をしたらいいのか、考えて、実践してください。それこそが、日本の国際競争力を高めることそのものなのですから。

同じく、日曜の講演会では、「なぜ日本には起業家が少ないのだと思いますか?」と質問された。その答えは、なぜ、この部屋にいる70-80人あまりの人のなかで、起業家が1人しかいないのか。なぜ、皆さんが起業したいと思っていても、踏み切れないのか。それが答えだと思います。

どれだけ小さいことでもいい。自分ができることから、やろう。最近は、そう思っている。

うちの社内SNS。2010年06月22日

先日、IVSなるカンファレンスのパネルディスカッションで、「会社が成長する中でどのように一体感を保つのか」といった質問があり、「社内SNSの有効活用」と答えたところ、「でも、社内SNSって、あまり書き込まなくなりませんか?」というコメントを頂いた。

全く、そんなことはない。

参考までに、ライフネット社内SNSの本日のヘッドラインをコピペしよう:

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マイフレンド 最新日記
06月21日… W杯効果でネット出前 (0) (松岡洋平)
06月21日… 協会から届いたメールが… (0) (こうへい)
06月21日… 国生、恋に保険は「掛けるはずないじゃない」 (0) (carissimi)
06月21日… 新卒採用途中経過(1次終了) (1) (うどん)
06月21日… 堅田博満 (1) (こうへい)

日記コメント 記入履歴
06月18日… 5F→4F (12) (こうへい)
06月09日… ギャルしかいない高校が渋谷宮益坂にある (3) (松岡洋平)
06月01日…たまらない・・・! (2) (Hero)
05月27日…古川さんコラム更新 (4) (松岡洋平)
05月26日…お客さまサービス部に来て④ (4) (kaoru-san)
05月18日…iPhoneアプリ開発企画中? (6) (yitowe)

コミュニティ 最新書き込み
06月22日… 6月30日(水) (6) (お気軽YOGA♬♫)
06月22日… 小曽根&ゲーリー・バートン (1) (LN ジャズ研)
06月21日… お客さまの声に耳を傾けよう! 6/21分 (0) ("お客さまの声"を最も活用する企業へ)
06月21日… 日曜日、練習 (1) (ライフネット自転車部)
06月18日… 救児の人々-医療にどこまで求めますか (0) (ライフネット 子育て部)

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どうですか?ライフネットの社内SNS。活発でしょう。

サッカー勝利から学ぶ日本再生2010年06月25日

今朝の歴史的勝利から、日本経済の競争力強化について学べることがあるのではないか?日本の若者たちが、十分に世界に通用するレベルであることを示してくれた。

以下、Jリーグができたくらいにまで遡って、その発展の経緯を考える。サッカー、まったく詳しくないので想像だけで問題提起してみるので、詳しい方、アイデアを膨らませてください。

まず、人材の開国がなされた。世界から選手が入ってきて(本当のトッププレイヤーではないし、人数もそれほど多いわけでもないが)、日頃から世界レベルでのプレーを体感するようになった。普段から会社に、いや社会に外国人がウロウロしていたら(=移民)、幾許か国際感覚は高まりそう。

プレイヤーだけでなく、マネージャーにも外国人が招かれるようになった。ついには、日本代表にも外国人が招かれるようになった。企業もトップや幹部職に外国人を上手に招き、さらには中央官庁などのキーとなるポジションに優秀な外国人に助っ人で入ってもらうことをすればよいのでは?幕末から明治にかけての「お雇い外国人」制度を復活させるわけである。年金基金やかんぽの運用トップなんかは、Calpers (カリフォルニア州年金基金、世界最大手)の人間を連れてくればいい。

そして、若い選手がどんどん海外に出るようになった。そういう選手が、帰国して再活躍したり、代表試合に選ばれる。企業も官庁も政治も、もっと若手の多くを海外に送り出し、帰ってきたらジュニアなポストではなく、経営や政策の鍵となる仕事に抜擢してみたらどうか?

監督と選手、今の布陣だけでなく、例えば「ラモスやカズにはお世話になったので、代表チームに入れてあげよう」とか、「川淵チェアマンが監督に30年君臨とか」とか、「せっかくワールドカップに行ったのに試合に出られない人がいるのは公平じゃないので、皆少しずつ出場できるようにローテーションを組もう」などと言ったら、チームの競争力は削がれるし、非現実的だろう。

でも政治や経済、企業の世界では、サッカーの世界では起こりえないようなことが、未だに行われているのではないか。60代・70代の人がリーダーのままでいる。主要国の首脳が40代である現在、このような年次の人がリーダーを務めている実態は、2010年ワールドカップにラモスが出場しているのと変わらない。(あ、個人的にはラモス好きですけど、昔は活躍したがもう現役では無理、という例えに過ぎません)。年輩の方々が若者に譲り、イキのいい若手に重要なポジションをもっと任せることはできないか?首相は40代、大臣は全員30代とか。企業のトップも30代、40代が世界では増えつつある。一番脂が乗っている時期に。もちろん、ベテランの知恵や経験も上手に活かしつつ。

加えて、企業は国境を超えて厳しい競争にさらされているのに、そのような競争環境から目をそらし、競争力がないものを守ろうとする。セーフティネットを用意することと、競争させることは別に考えるべきなのに。

そして、一人のカリステマィテックな存在と、彼の周りのチームプレイヤーが、お互いを尊敬しあっていることで、日本の強みであるチームワークが、改めて世界で勝負する競争力の源泉となっているわけである。それは、日本がかつて輝いた時代と、何ら変わっていない。

というわけで、漠然と、「今朝のサッカーのような光景が、政治や経済でも再現できたら、日本は元気になるのに」と考えて、書きなぐってみた次第。これ、皆でブラッシュアップできないでしょうか。

「思考軸」をつくれ2010年06月28日

出口の新著「思考軸をつくれ」が発売になりました。出口は生命保険関連、ライフネット関連と、これまで色々な本を出してきましたが、おそらく一般のビジネスパーソンにとっては、本著がもっとも興味深く読めるものと思われます。

http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2083

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はじめに 私が「0.1% 」に賭けられた理由
序章 ベンチャー生保の立ち上げにかけた想い
第1章 5つの「思考軸」と大切にすべきこと
第2章 森を見る「タテヨコ思考」のすすめ
第3章 「多様なインプット」で直感と論理を磨く
第4章 「違った人」をいかすリーダーシップ
第5章 「勝率100% 」の真っ向勝負
第6章 私たちが、いまいるところ

おわりに 「悔いなし、遺産なし」―― 自分の頭で考え続ける
出口治明はパンクである― 取材者からのメッセージ
「軸づくり」に役立つ本一覧(歴史を中心にした20冊)
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一般のビジネス書とは異なり、狭義のビジネスの話題にとどまることなく、少子化や女性の社会進出など社会的な問題の考え方まで、出口が説く「タテヨコ思考」、すなわち過去に遡り、同時代の他国を見ることによって、大抵の問題の答えは出すことができる、という思考に従って具体例で示されています。

また、出口の深い歴史知識が余すことなく盛り込まれており、歴史の知識、それは突き詰めれば「時代や国家を超えた人間のビヘイビアーに関する深い洞察」だと思いますが、それがどのようにして同時代的な問題、そして企業経営に有機的に活かされるのか、という視点を垣間見ることができると思います。

最後に、編集に協力頂いた山口さんのあとがき「出口治明はパンクである」は、まさに我々が近くで仕事をしていて感じていることを上手に表現してくれた、という感想でした。「この年季の入ったパンクロッカーの言葉に耳を傾けるべき」。

僕も出口と二人で仕事をはじめて4年になり、ずいぶんと成長したと思いますが(そうありたいという希望もこめて)、僕を含めて多くの人が薫陶を受けてきた「出口学校」のエッセンスが詰まった「講義録」のようなものだと思って頂ければ幸いです。