本当の「リスク」は何か?2010年03月30日

昨日は公認会計士の準会員の方々向けの講演会。出席すると単位がもらえる(!)ということもあって、250名を超える方々に出席頂いた。

「うちの人たちはシャイなんですよ~」という幹事の方々が言う通り、前半はギャグになかなか笑ってくれず、一人でしょんぼりしてしまうこともあったが、最後は盛り上がって、1時間半の講演の後、1時間も質疑応答が続いた。2時間半も立ちっぱなし、喋りっぱなしで、終わった頃にはぐったりしていました。

ライフネットの立ち上げ話からキャリアに関する考えまで、幅広いトピックについて触れたのですが、一つ皆さんを刺激したのが、

「(転職・起業などの)本当のリスクは何か?」

という問いかけ。

僕の考え、あくまで個人的な考えですが、は以下の通り。

「仮に、転職が失敗したとしよう。その場合のダウンサイドは何か?

この会場にいる皆さんなら、おそらく再就職できない、という可能性はないだろう。

とすると、「リスク」は、例えば同期の人達よりも出世が周回遅れになってしまうとか、給料が理想よりも少ないとか、世間的にカッコ悪いとか、そういうものなのではないか。

再就職する自信がない人や、自分の収入ギリギリいっぱいのローンを抱えている人は別としても、

よくよく考えていくと、この会場にいるほとんどの人にとって、転職、挑戦することの「リスク」は、周回遅れになってしまう、世間的にカッコ悪い、ということ以外、ないのでは?

少なくとも、僕はそう考えるようになった」