人の話を聞く2010年02月02日

会社の仲間に「これ、読むといいですよ」と渡された一冊の本。

忙しさにかまけて、パラパラとしか読めていなかったのだが、今日じっくり読んで、色々と考えさせられた。

エッセンスは、すべての人は、自分の話を聞いて欲しいものだ、ということ。

「そうだね」と、相槌を打ってもらえるだけでも、誰かと繋がっているんだ、という安心感を持つことができる。だから、正面から話を聞いてあげることが大切なのだ。

悩みを相談するときも、本当は答えや慰めを求めているわけではない。ただ、最後まで聞いて欲しいのである。最後まできちんと聞いてもらえれば、多くの場合、気持ちは晴れる。

逆に、人の話をちゃんと聞けずに、自分の話ばかりしてしまう人は、どこかで不安なのだ。自分の存在を認めてもらいたいと思って、アピールをしてしまうのだ。

というわけで、身の回りの色々な人と自分との関係を振り返りながら、「黙って、じっくり、誠実に、話を最後まで聞くこと」の大切さを考えさせられた。

人のためだけでなく、自分のためにも。

というわけで、今日から、ちゃんと皆の話を、最後までじっくりと聞きたいと思います。