謹賀新年2011年01月04日

明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

大晦日はustream 対談イベントに参加し、講談社の会議室にてエコノミストの方々と経済談義をしながら新年を迎えるという、貴重な体験をさせて頂きました。大ベテランの論客に囲まれ、なんとか頑張っていますので、よかったら視聴されてください。

「年越しスペシャル エコノミスト『朝生まで』徹底討論会」
http://www.ustream.tv/recorded/11739873

さて、池田信夫さん、高橋洋一さん、長谷川幸洋さん、山崎元さんという、濃厚なメンバーに囲まれながら2時間議論したのですが、2011年については皆さん総じて、逆説的な意味で「明るい見通し」ということで一致しました。

政治については、引き続き混迷が続くものの、消費税を軸に大連立の動きが進めば、多くの若手政治家が「やってられない」ということで抜け出し、政界のガラガラポンが起こる可能性がある。また、個人は政府が助けてくれないということがよく分かり、改めて独立自尊の精神で生きていこうということを認識する必要あり。

経済については、昨年の政治の混迷を受けて現状では企業の株価は日本の将来についてほとんど期待ゼロの状態で価格付けがされているので、これ以上下がることはない(はず)。先は悲観することなく、あとは上がる一方との楽天的見通しを。

一人ひとりのビジネスマンにとっては、山崎元さんが唱えていたのは「副業のススメ」(友人の南壮一郎はこれを「草ベンチャー」と表現していた)が参考になる。組織に頼らずに、自分の力でネットなどを活用して、色々な挑戦をしてみるのがよいのではないだろうか。

また、長谷川さんは個人についてこう話されていた:

「人は、属している組織を飛び出そうと決めた途端、急激に脳みその回転スピードが10倍くらいに増す。組織に頼らず、出世とは違う形での人的資本への投資を怠らなければ、個人にとっては明るい一年となるだろう」

というわけで、政治にも企業にも頼ることを辞めて、個人として自立して食べていけるようなプロフェッショナルを目指そう。そうすれば、明るい展望が開かれるはず。

今年は、元旦の日経新聞にカラー写真付きで掲載されたり、年初の日経ビジネスでも出口が大きく取り上げられたり、学会誌「生命保険経営」平成23年1月号の巻頭で当社の杉田による論文「わが国におけるディサビリティ保険市場の発展と課題」が取り上げられたりと、とっても幸先がいい。

一年、明るく元気に楽しく、頑張りましょう!