「思考軸」をつくれ2010年06月28日

出口の新著「思考軸をつくれ」が発売になりました。出口は生命保険関連、ライフネット関連と、これまで色々な本を出してきましたが、おそらく一般のビジネスパーソンにとっては、本著がもっとも興味深く読めるものと思われます。

http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2083

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はじめに 私が「0.1% 」に賭けられた理由
序章 ベンチャー生保の立ち上げにかけた想い
第1章 5つの「思考軸」と大切にすべきこと
第2章 森を見る「タテヨコ思考」のすすめ
第3章 「多様なインプット」で直感と論理を磨く
第4章 「違った人」をいかすリーダーシップ
第5章 「勝率100% 」の真っ向勝負
第6章 私たちが、いまいるところ

おわりに 「悔いなし、遺産なし」―― 自分の頭で考え続ける
出口治明はパンクである― 取材者からのメッセージ
「軸づくり」に役立つ本一覧(歴史を中心にした20冊)
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一般のビジネス書とは異なり、狭義のビジネスの話題にとどまることなく、少子化や女性の社会進出など社会的な問題の考え方まで、出口が説く「タテヨコ思考」、すなわち過去に遡り、同時代の他国を見ることによって、大抵の問題の答えは出すことができる、という思考に従って具体例で示されています。

また、出口の深い歴史知識が余すことなく盛り込まれており、歴史の知識、それは突き詰めれば「時代や国家を超えた人間のビヘイビアーに関する深い洞察」だと思いますが、それがどのようにして同時代的な問題、そして企業経営に有機的に活かされるのか、という視点を垣間見ることができると思います。

最後に、編集に協力頂いた山口さんのあとがき「出口治明はパンクである」は、まさに我々が近くで仕事をしていて感じていることを上手に表現してくれた、という感想でした。「この年季の入ったパンクロッカーの言葉に耳を傾けるべき」。

僕も出口と二人で仕事をはじめて4年になり、ずいぶんと成長したと思いますが(そうありたいという希望もこめて)、僕を含めて多くの人が薫陶を受けてきた「出口学校」のエッセンスが詰まった「講義録」のようなものだと思って頂ければ幸いです。