人の話を聞く ― 2010年02月02日
会社の仲間に「これ、読むといいですよ」と渡された一冊の本。
忙しさにかまけて、パラパラとしか読めていなかったのだが、今日じっくり読んで、色々と考えさせられた。
エッセンスは、すべての人は、自分の話を聞いて欲しいものだ、ということ。
「そうだね」と、相槌を打ってもらえるだけでも、誰かと繋がっているんだ、という安心感を持つことができる。だから、正面から話を聞いてあげることが大切なのだ。
悩みを相談するときも、本当は答えや慰めを求めているわけではない。ただ、最後まで聞いて欲しいのである。最後まできちんと聞いてもらえれば、多くの場合、気持ちは晴れる。
逆に、人の話をちゃんと聞けずに、自分の話ばかりしてしまう人は、どこかで不安なのだ。自分の存在を認めてもらいたいと思って、アピールをしてしまうのだ。
というわけで、身の回りの色々な人と自分との関係を振り返りながら、「黙って、じっくり、誠実に、話を最後まで聞くこと」の大切さを考えさせられた。
人のためだけでなく、自分のためにも。
というわけで、今日から、ちゃんと皆の話を、最後までじっくりと聞きたいと思います。
忙しさにかまけて、パラパラとしか読めていなかったのだが、今日じっくり読んで、色々と考えさせられた。
エッセンスは、すべての人は、自分の話を聞いて欲しいものだ、ということ。
「そうだね」と、相槌を打ってもらえるだけでも、誰かと繋がっているんだ、という安心感を持つことができる。だから、正面から話を聞いてあげることが大切なのだ。
悩みを相談するときも、本当は答えや慰めを求めているわけではない。ただ、最後まで聞いて欲しいのである。最後まできちんと聞いてもらえれば、多くの場合、気持ちは晴れる。
逆に、人の話をちゃんと聞けずに、自分の話ばかりしてしまう人は、どこかで不安なのだ。自分の存在を認めてもらいたいと思って、アピールをしてしまうのだ。
というわけで、身の回りの色々な人と自分との関係を振り返りながら、「黙って、じっくり、誠実に、話を最後まで聞くこと」の大切さを考えさせられた。
人のためだけでなく、自分のためにも。
というわけで、今日から、ちゃんと皆の話を、最後までじっくりと聞きたいと思います。
ラブレターを書きたくなった ― 2010年02月03日
一冊の本を読んで、著者に。
「面白いことをとことんやれば、『起業』は必ずうまくいく」
著者の栗原幹雄氏は、フレッシュネスバーガーの創業者で、現在も社長を務めている経営者である。
昔から、フレッシュネスが好きだった。
学生時代は、駒場キャンパスの裏に佇む小屋に、カノジョと歩いた。そのあとも、ほっと一息つきたいときは、向かった。今は、静かに原稿を書きたいときに、自転車に飛び乗る。
留学中に、ノーマンロックウェルの美術館に行った。あの世界観も、アメリカ人でなくともどこかノスタルジックな余韻を残して、ほっとする。
しぼりたてのレモネード、手作りを感じるパンとパテ。たくさん置かれたケチャップとマスタード、スパイス。ちょっとジャンキーなオニオンリング、有機栽培コーヒー。
全部、大好き。
最近、ビジネス書はあまり読まない。読みたいと思うのは、自分が「いいな」と思うものを作った人、成果を出した人の著書だけ。したがって、本書は、センスのいい装丁に惹かれなくとも、きっと手に取っていたと思う。
中を開くと、フレッシュネスバーガーができるまでのドラマ、店作りに込められた手作りの想い、ビジネスパーソンとしての仕事へのアプローチ、共感できるところが多すぎて、途中からページに折り目をつけるのを辞めた。ついているページの方が、ついてないページより多くなりそうだったから。
読みながら、気付いた。そうだ、ライフネットは、フレッシュネスバーガーのような世界観を作りたかったんだ、と。
ハイタッチでアナログな店
玄人がはびこる世界に持ち込まれる、素人ならではの視点。「だから素人は困るんだ」、というぼやきに対して、「気持ちはわかる。わかるけど、わかってないよなぁ」と感じること。
お客様の目の前でオムレツを焼き、「熱っ!」と火傷させて、お客様を驚かせたい気持ち。
少数精鋭のプロデューサー集団を目指す
そして、人生、キャリアに向けられた考え方。
突然訪れた、エリートサラリーマン27歳の転機。直感に従い、「面白い」と思った人生に踏み出したこと。
ピンチはチャンス。問題が生じたら、それに正面から取り組んで、楽しくしてしまうこと。
仕事とは、大人が真剣に打ち込む価値のある「遊び」
いずれも、うんうん、とうなづきながら、読み進めた。
そして、本の作り、言葉の選び方など、編集者の腕も光る。ビジネス本とは思えない、秀逸な読み物です。アスペクトさんという出版社、失礼ながら存じ上げませんでしたが、ちょうど気になっていた本(「この落語家を聴け!」http://www.amazon.co.jp/dp/4757215207)も同社だったので、何かご縁を感じる。
フレッシュネスが好きな方、必読です。心が洗われました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4757215444/
著者に、ラブレターを書こうっと。
「面白いことをとことんやれば、『起業』は必ずうまくいく」
著者の栗原幹雄氏は、フレッシュネスバーガーの創業者で、現在も社長を務めている経営者である。
昔から、フレッシュネスが好きだった。
学生時代は、駒場キャンパスの裏に佇む小屋に、カノジョと歩いた。そのあとも、ほっと一息つきたいときは、向かった。今は、静かに原稿を書きたいときに、自転車に飛び乗る。
留学中に、ノーマンロックウェルの美術館に行った。あの世界観も、アメリカ人でなくともどこかノスタルジックな余韻を残して、ほっとする。
しぼりたてのレモネード、手作りを感じるパンとパテ。たくさん置かれたケチャップとマスタード、スパイス。ちょっとジャンキーなオニオンリング、有機栽培コーヒー。
全部、大好き。
最近、ビジネス書はあまり読まない。読みたいと思うのは、自分が「いいな」と思うものを作った人、成果を出した人の著書だけ。したがって、本書は、センスのいい装丁に惹かれなくとも、きっと手に取っていたと思う。
中を開くと、フレッシュネスバーガーができるまでのドラマ、店作りに込められた手作りの想い、ビジネスパーソンとしての仕事へのアプローチ、共感できるところが多すぎて、途中からページに折り目をつけるのを辞めた。ついているページの方が、ついてないページより多くなりそうだったから。
読みながら、気付いた。そうだ、ライフネットは、フレッシュネスバーガーのような世界観を作りたかったんだ、と。
ハイタッチでアナログな店
玄人がはびこる世界に持ち込まれる、素人ならではの視点。「だから素人は困るんだ」、というぼやきに対して、「気持ちはわかる。わかるけど、わかってないよなぁ」と感じること。
お客様の目の前でオムレツを焼き、「熱っ!」と火傷させて、お客様を驚かせたい気持ち。
少数精鋭のプロデューサー集団を目指す
そして、人生、キャリアに向けられた考え方。
突然訪れた、エリートサラリーマン27歳の転機。直感に従い、「面白い」と思った人生に踏み出したこと。
ピンチはチャンス。問題が生じたら、それに正面から取り組んで、楽しくしてしまうこと。
仕事とは、大人が真剣に打ち込む価値のある「遊び」
いずれも、うんうん、とうなづきながら、読み進めた。
そして、本の作り、言葉の選び方など、編集者の腕も光る。ビジネス本とは思えない、秀逸な読み物です。アスペクトさんという出版社、失礼ながら存じ上げませんでしたが、ちょうど気になっていた本(「この落語家を聴け!」http://www.amazon.co.jp/dp/4757215207)も同社だったので、何かご縁を感じる。
フレッシュネスが好きな方、必読です。心が洗われました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4757215444/
著者に、ラブレターを書こうっと。
never too early ― 2010年02月04日
会社で法務を担当している女性が産休に入るので、「お休みに入る前に、これまでやってきたことのまとめとして、論文でも書いてみなよ」と薦めた。そのときのやり取り:
「えーっ。私、まだかけ出しだし、そんな論文を書くほどの知見ないですよ」
「そんなことないよ。約二年間、いろんなことあったじゃん」
「そうですけど、そういうのはもっと経験積んでからの方がいいと思います」
「いやいや、ネット生保の法務をやったことある人って、君ともう一人くらいしか業界にいないわけじゃん。絶対に面白いものが書けると思うから。書きながら、調べたり勉強すればいいじゃん」
ということで、書き始めてもらった。色々こねくりまわしているうちに、
「ネット生保」というビジネスモデルを推進する上で直面するさまざまな課題について、法令遵守と消費者保護をどのように担保するかという観点を中心に、ライフネットにおける取組事例を紹介するもの」
というテーマに進化し、最後はお休みに入る前に立派な論文を「生命保険経営」に提出していった。若干29歳です。
いつも思うのだが、「何かをするのに早すぎる」ということは、決してない。ストレッチしてやっているうちに、自分が身の丈がそれにあって大きくなるのである。
僕も「生命保険のカラクリ」という入門書を書いた。普通に考えたら、営業して1年ちょっとの保険会社経験で、業界全般の話なんか書けるはずがない。でも、書くと先に決めたら、必死に勉強せざるを得ない。分からないことは聞けばいい。アイデアに詰まったら、人に相談すればいい。
「本を書く資格がある人」がいるわけではない。書いた人に、その資格があるのだ。そして書いてしまえば、内容について色々な反響があり、自分ももっと成長できる。
というわけで、「早すぎる」ということは決してないのです。本、というのはちょっとハードル高いかも知れませんが、業界誌、業界のウェブサイトへの寄稿、なら誰でもできるはず。
ぜひトライしてみてください!
「えーっ。私、まだかけ出しだし、そんな論文を書くほどの知見ないですよ」
「そんなことないよ。約二年間、いろんなことあったじゃん」
「そうですけど、そういうのはもっと経験積んでからの方がいいと思います」
「いやいや、ネット生保の法務をやったことある人って、君ともう一人くらいしか業界にいないわけじゃん。絶対に面白いものが書けると思うから。書きながら、調べたり勉強すればいいじゃん」
ということで、書き始めてもらった。色々こねくりまわしているうちに、
「ネット生保」というビジネスモデルを推進する上で直面するさまざまな課題について、法令遵守と消費者保護をどのように担保するかという観点を中心に、ライフネットにおける取組事例を紹介するもの」
というテーマに進化し、最後はお休みに入る前に立派な論文を「生命保険経営」に提出していった。若干29歳です。
いつも思うのだが、「何かをするのに早すぎる」ということは、決してない。ストレッチしてやっているうちに、自分が身の丈がそれにあって大きくなるのである。
僕も「生命保険のカラクリ」という入門書を書いた。普通に考えたら、営業して1年ちょっとの保険会社経験で、業界全般の話なんか書けるはずがない。でも、書くと先に決めたら、必死に勉強せざるを得ない。分からないことは聞けばいい。アイデアに詰まったら、人に相談すればいい。
「本を書く資格がある人」がいるわけではない。書いた人に、その資格があるのだ。そして書いてしまえば、内容について色々な反響があり、自分ももっと成長できる。
というわけで、「早すぎる」ということは決してないのです。本、というのはちょっとハードル高いかも知れませんが、業界誌、業界のウェブサイトへの寄稿、なら誰でもできるはず。
ぜひトライしてみてください!
貴重なものは簡単に手に入らない ― 2010年02月10日
誰もやったことがないことに挑戦するのは、大変で、成就するのに時間がかかる。
だが、きちんと理論武装をして、粘り強く説得を続け、かつ上手に関係者の根回しを行えば、必ず実行できる。
そもそも、
貴重なものは、そう簡単には手に入らない。逆に、簡単に手に入るものは、さして価値がない。
そう考えて、頑張ります!
だが、きちんと理論武装をして、粘り強く説得を続け、かつ上手に関係者の根回しを行えば、必ず実行できる。
そもそも、
貴重なものは、そう簡単には手に入らない。逆に、簡単に手に入るものは、さして価値がない。
そう考えて、頑張ります!
「働けなくなるリスク」 ― 2010年02月12日
2月10日、ライフネット生命としては開業以来、初めてとなる、新商品の認可を金融庁より頂きました。
http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2010/2260.html
これまで、「かぞくへの保険」「じぶんへの保険」と、基本となる死亡保障と医療保障の二つの分野において、シンプルで安価な保障を提供する商品を発売しました。
それでは次に、どんな商品を出すのか?
ライフネットの将来を占う新商品の姿について、社内では何度となく議論を交わしてきました。
ここで、考えの柱となったのは、「売れ筋の商品」を狙うのではなく、「世の中が必要としているが、他社が躊躇して提供していない商品を出そう」ということです。
議論を進めていくなかで、「生命保険商品は、新しい時代環境の変化に十分あっていないのではないか?」「今の時代に、本当に必要な保障は何か?」という認識でした。
これまで主力となってきた、大型の死亡保障を中核に据えた貯蓄商品というのは、以下の条件を満たした戦後の高度成長経済時代に適した設計となっている:
・ 経済が右肩上がりで可処分所得も伸びているため保険料が多めに払える
・ 子供も多く、女性は専業主婦として働いていない
・ 金利も高かったため(5%~6%までつけた)、長期の貯蓄が有利
しかし、今はこれらの諸条件が逆転している:
・ 経済は伸びない、所得も伸びないので、保険料は必要最小限に抑えたい
・ 少子化、女性の社会進出が進み、死亡保障ニーズは低下
・ 空前の超低金利が続いているため、長期の貯蓄商品が昔ほど有利でなくなっている
そういった中、死亡保障より医療保障ニーズが高まっているが、本当に必要なのは「頻繁に起こる小さい損失の保障」だけではなく、「めったに起こらないが、ダメージが大きい損失に備えるもの」ではないか、ということでした。
医療現場などへのヒアリングをする中で出てきた意見が、
「我が国では高額療養費制度によって自己負担には上限が設けられているため、仕事を続けられれば、なんとか医療費は払える。しかし、本当につらいのは、働くことができなくなり、収入が途絶えてしまったケース」
そこで、注目したのが、欧米では一般的に「ディサビリティ」と呼ばれている、「就業不能保障保険」です。
この商品は欧米では加入率は3割近くあるのに対して、我が国ではまだ1%未満となっています。国内の保険会社が、あまり積極的に販売してこなかったためです。
しかし、実際は「働けなくなるリスク」は、無視できない大きさです。例えば、生活保護開始の主な理由を見ていると、約4割が「世帯主の傷病」となっています。つまり、傷病によって収入が途絶え、貧困に陥るリスクが顕在化しているのです。
さらに、新しい時代環境として、結婚が遅くなり、独身世帯が多くなっている(30代前半でも男性47%、女性32%)ことも、死亡保障よりも、長期の就業不能リスクが高まっていると考えます。
そこで、考えたのが、「働けなくなりリスク」に備えるための保険。「就業不能保障保険」と呼ばれるものであり、欧米では「ディサビリティ」と言われています。
「かぞくへの保険」「じぶんへの保険」と来たので、新商品のペットネームは
「働く人への保険」
としました。
就業不能に備える保険は、まだあまり一般的ではありません。しかし、上で見たように、このリスクは、すべての就業者が備える必要があるものだと思います。
発売当初は、データ不足やモラルリスクの観点から、精神障害については給付対象から外していますが、就業不能に陥った場合には65歳まで保障を提供する、ということで、我が国の生保では初となる本格的な個人向けのディサビリティ商品となっています。
発売は2月下旬を予定していますので、ぜひ皆様にも加入を検討頂ければと思います。
過去のエントリー「医療保険を勉強しよう」もご参照
http://totodaisuke.weblogs.jp/blog/2008/08/post-b16b.html
http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2010/2260.html
これまで、「かぞくへの保険」「じぶんへの保険」と、基本となる死亡保障と医療保障の二つの分野において、シンプルで安価な保障を提供する商品を発売しました。
それでは次に、どんな商品を出すのか?
ライフネットの将来を占う新商品の姿について、社内では何度となく議論を交わしてきました。
ここで、考えの柱となったのは、「売れ筋の商品」を狙うのではなく、「世の中が必要としているが、他社が躊躇して提供していない商品を出そう」ということです。
議論を進めていくなかで、「生命保険商品は、新しい時代環境の変化に十分あっていないのではないか?」「今の時代に、本当に必要な保障は何か?」という認識でした。
これまで主力となってきた、大型の死亡保障を中核に据えた貯蓄商品というのは、以下の条件を満たした戦後の高度成長経済時代に適した設計となっている:
・ 経済が右肩上がりで可処分所得も伸びているため保険料が多めに払える
・ 子供も多く、女性は専業主婦として働いていない
・ 金利も高かったため(5%~6%までつけた)、長期の貯蓄が有利
しかし、今はこれらの諸条件が逆転している:
・ 経済は伸びない、所得も伸びないので、保険料は必要最小限に抑えたい
・ 少子化、女性の社会進出が進み、死亡保障ニーズは低下
・ 空前の超低金利が続いているため、長期の貯蓄商品が昔ほど有利でなくなっている
そういった中、死亡保障より医療保障ニーズが高まっているが、本当に必要なのは「頻繁に起こる小さい損失の保障」だけではなく、「めったに起こらないが、ダメージが大きい損失に備えるもの」ではないか、ということでした。
医療現場などへのヒアリングをする中で出てきた意見が、
「我が国では高額療養費制度によって自己負担には上限が設けられているため、仕事を続けられれば、なんとか医療費は払える。しかし、本当につらいのは、働くことができなくなり、収入が途絶えてしまったケース」
そこで、注目したのが、欧米では一般的に「ディサビリティ」と呼ばれている、「就業不能保障保険」です。
この商品は欧米では加入率は3割近くあるのに対して、我が国ではまだ1%未満となっています。国内の保険会社が、あまり積極的に販売してこなかったためです。
しかし、実際は「働けなくなるリスク」は、無視できない大きさです。例えば、生活保護開始の主な理由を見ていると、約4割が「世帯主の傷病」となっています。つまり、傷病によって収入が途絶え、貧困に陥るリスクが顕在化しているのです。
さらに、新しい時代環境として、結婚が遅くなり、独身世帯が多くなっている(30代前半でも男性47%、女性32%)ことも、死亡保障よりも、長期の就業不能リスクが高まっていると考えます。
そこで、考えたのが、「働けなくなりリスク」に備えるための保険。「就業不能保障保険」と呼ばれるものであり、欧米では「ディサビリティ」と言われています。
「かぞくへの保険」「じぶんへの保険」と来たので、新商品のペットネームは
「働く人への保険」
としました。
就業不能に備える保険は、まだあまり一般的ではありません。しかし、上で見たように、このリスクは、すべての就業者が備える必要があるものだと思います。
発売当初は、データ不足やモラルリスクの観点から、精神障害については給付対象から外していますが、就業不能に陥った場合には65歳まで保障を提供する、ということで、我が国の生保では初となる本格的な個人向けのディサビリティ商品となっています。
発売は2月下旬を予定していますので、ぜひ皆様にも加入を検討頂ければと思います。
過去のエントリー「医療保険を勉強しよう」もご参照
http://totodaisuke.weblogs.jp/blog/2008/08/post-b16b.html
差異化戦略 ― 2010年02月15日
今回の新商品、まだ概要を発表しただけですが、おおむねよく受け止められているように感じた。
http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2010/2260.html
金曜のエントリーでも書いたが、今回の新商品をどのようなものにするかについては、調査と議論を重ねた。その過程ではいくつもの商品アイデアが出てきたし、またすでに売れ筋の商品を追いかけたい、という声も少なくなかった。
しかし、最終的に決め手となったのは、
・ 「こういうのが欲しい」というお客様の声 と
・ 「他社はやらない、うちしかできないこと」
という二つの視点。特に、二点目が大切。
似たような保険会社はたくさんあるわけで、その中であえて我々が事業を営む意味を見出すとすれば、それは下位プレイヤーとして業界から収益を上げることではなく、本当に国民が必要な保障を、適正な価格で提供することにある。
まだそれほど普及していない商品に乗り出すのは、もちろんリスクがあるのですが、我々は「後発の差異化戦略」という観点と、「お客様の声、理念」という観点を大切に、新しい分野に挑戦していきたいと主持っています。
http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2010/2260.html
金曜のエントリーでも書いたが、今回の新商品をどのようなものにするかについては、調査と議論を重ねた。その過程ではいくつもの商品アイデアが出てきたし、またすでに売れ筋の商品を追いかけたい、という声も少なくなかった。
しかし、最終的に決め手となったのは、
・ 「こういうのが欲しい」というお客様の声 と
・ 「他社はやらない、うちしかできないこと」
という二つの視点。特に、二点目が大切。
似たような保険会社はたくさんあるわけで、その中であえて我々が事業を営む意味を見出すとすれば、それは下位プレイヤーとして業界から収益を上げることではなく、本当に国民が必要な保障を、適正な価格で提供することにある。
まだそれほど普及していない商品に乗り出すのは、もちろんリスクがあるのですが、我々は「後発の差異化戦略」という観点と、「お客様の声、理念」という観点を大切に、新しい分野に挑戦していきたいと主持っています。
就業不能保険とは? ― 2010年02月16日
新商品である「就業不能保険」(通称、ディサビリティ)については、大いに反響があった。
http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2010/2260.html
他の保険会社にお勤めの皆さんからは、
「そうくるか~ さすがライフネット」
「確かに、いま必要な商品だと思う」
「同業者も加入できますか?」
といった趣旨のコメントを頂いている。某社の商品開発部長からは、早速アポ依頼が入りました。
さて、新商品について、いろいろと質問を頂いているので、現時点でお答えできる範囲でご説明を。
*****
● 「就業不能状態」とは?
プレスリリースに添付した仕組み図に示されていますが
http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/detail_img02.gif
・ 被保険者が傷害または疾病により
・ 日本国内の病院もしくは診療所への治療を目的とした入院または日本の医師の指示により在宅療養をしており、
・ 少なくとも6か月以上、いかなる職業においても全く就業ができないと医学的見地から判断される状態
としています。
さらに、「給付状態となってから最初の180日間は、支払いの対象外」となっているように、短期で治るような場合は除外し、本当にクリティカルなケースに限定することで、保険料の引き下げを図っています
● 家計保障定期、収入保障保険との違いは?
名前が似ていますが、まったく異なります。上記は基本的には被保険者が亡くなったとき、あるいはそれに準じる「高度障害」のみに支払われる、死亡保障です。
● 所得補償保険(損保)との違いは?
こちらは「就業不能」が支払事由となっている点が似ています。主な違いは、
・ 損保はほとんどが団体型。企業を(病気の療養のために)退社したり、転職したのちでは、給付金を払ってもらえない
・ 損保は実損てん補=給付金額が前年の平均給与の●%まで、と制限されている。給付を受ける前年に何らかの理由で所得が減っていたら、期待していた金額を受け取れない可能性
・ 損保はほとんどが短期保障(1~3年)。ライフネットは65歳まで保障
・ ネットで簡単に加入できるのはライフネットのみ
● うつ病など、精神疾患を対象外としているのは?
うつ病などの人が増えているのは理解しているのですが、いまは
・ 長期に渡って信頼できるデータがないこと(どんどん増えているので)
・ モラルリスク(精神疾患が心配な人ばかりがネット経由で大量に加入して、保険料算定の基礎が害されてしまう)を防ぐ確立した手立てがないこと
などから、発売当初は精神疾患を除外することにしました。
しかし、社会的ニーズがあることは理解していますので、将来は、検討していきたいと思っています。
*****
まだいろいろとご質問があると思いますので、追ってご回答致します。
http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2010/2260.html
他の保険会社にお勤めの皆さんからは、
「そうくるか~ さすがライフネット」
「確かに、いま必要な商品だと思う」
「同業者も加入できますか?」
といった趣旨のコメントを頂いている。某社の商品開発部長からは、早速アポ依頼が入りました。
さて、新商品について、いろいろと質問を頂いているので、現時点でお答えできる範囲でご説明を。
*****
● 「就業不能状態」とは?
プレスリリースに添付した仕組み図に示されていますが
http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/detail_img02.gif
・ 被保険者が傷害または疾病により
・ 日本国内の病院もしくは診療所への治療を目的とした入院または日本の医師の指示により在宅療養をしており、
・ 少なくとも6か月以上、いかなる職業においても全く就業ができないと医学的見地から判断される状態
としています。
さらに、「給付状態となってから最初の180日間は、支払いの対象外」となっているように、短期で治るような場合は除外し、本当にクリティカルなケースに限定することで、保険料の引き下げを図っています
● 家計保障定期、収入保障保険との違いは?
名前が似ていますが、まったく異なります。上記は基本的には被保険者が亡くなったとき、あるいはそれに準じる「高度障害」のみに支払われる、死亡保障です。
● 所得補償保険(損保)との違いは?
こちらは「就業不能」が支払事由となっている点が似ています。主な違いは、
・ 損保はほとんどが団体型。企業を(病気の療養のために)退社したり、転職したのちでは、給付金を払ってもらえない
・ 損保は実損てん補=給付金額が前年の平均給与の●%まで、と制限されている。給付を受ける前年に何らかの理由で所得が減っていたら、期待していた金額を受け取れない可能性
・ 損保はほとんどが短期保障(1~3年)。ライフネットは65歳まで保障
・ ネットで簡単に加入できるのはライフネットのみ
● うつ病など、精神疾患を対象外としているのは?
うつ病などの人が増えているのは理解しているのですが、いまは
・ 長期に渡って信頼できるデータがないこと(どんどん増えているので)
・ モラルリスク(精神疾患が心配な人ばかりがネット経由で大量に加入して、保険料算定の基礎が害されてしまう)を防ぐ確立した手立てがないこと
などから、発売当初は精神疾患を除外することにしました。
しかし、社会的ニーズがあることは理解していますので、将来は、検討していきたいと思っています。
*****
まだいろいろとご質問があると思いますので、追ってご回答致します。
ライフネットらしさ ― 2010年02月18日
会社でも自分でも、「らしさ」を出すのは、ある一面においてではない。あらゆる場面において、その会社・人らしさが問われていると思う。
ライフネットで言えば、マーケティング施策やウェブサイトはもちろんのこと、先日発表した商品は、会社の理念を体現したものである。
同じように、我々は採用面においても、ライフネットらしさを追求していきたいと考えている。
そこで、作った新卒向け採用ページが、こちら
http://recruit.netseiho.com/workstyle/index.html
このページからも、「ライフネットらしさ」を感じ取って頂ければ、嬉しい限りです!
ライフネットで言えば、マーケティング施策やウェブサイトはもちろんのこと、先日発表した商品は、会社の理念を体現したものである。
同じように、我々は採用面においても、ライフネットらしさを追求していきたいと考えている。
そこで、作った新卒向け採用ページが、こちら
http://recruit.netseiho.com/workstyle/index.html
このページからも、「ライフネットらしさ」を感じ取って頂ければ、嬉しい限りです!
never too late ― 2010年02月22日
80代の名経営者の方とランチをした。
曰く、「5年前から中国の会社の役員になったので、中国語の勉強をはじめた。ヒアリングは難しいが、しゃべりと読み書きは不自由しない」
とのこと。
凄い!
いくつになっても遅すぎる、ということはないのですね。
この方に新しい挑戦ができるのであれば、どうして30代の僕たちにできないのだろうか!
というわけで、もっと積極的に新しいことに挑戦していかなければ、と思わされたお昼でした。
曰く、「5年前から中国の会社の役員になったので、中国語の勉強をはじめた。ヒアリングは難しいが、しゃべりと読み書きは不自由しない」
とのこと。
凄い!
いくつになっても遅すぎる、ということはないのですね。
この方に新しい挑戦ができるのであれば、どうして30代の僕たちにできないのだろうか!
というわけで、もっと積極的に新しいことに挑戦していかなければ、と思わされたお昼でした。
いまひとつなスパムフィルター ― 2010年02月24日
最近、なぜだか、スパムコメント(アダルト系サイト)の攻撃を受けている。
スパムが入るたびに、定年間近の父が、
「だいちゃん。いやらしいコメントが入っているから、削除した方がいいよ」
とメールをくれる。父ちゃん、ごめんよ。その親心に涙をするとともに、なんとも申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
IPアドレスでは禁止設定をしているのだが、次から次へと入ってくるので、泣く泣くコメントを承認制へ。皆さん、すみません。
アサブロさんはいつもお世話になっているのですが、このスパムフィルタの方法が、ちょっと????というもの。
それは、NGワードを事前に登録しておく、というもの。
この場合、自分でスパムの対象となるワード(この場合はそっち系の頻出ワード)を想像し、たくさん入力しなければいけなくなり、それはそれで想像力を要する上に、あまり作業として気分が宜しいものではない。
アサブロさん!ぜひ、その当たりは自動的にNGワードを作って頂いて、それらを検知したものについてはコメントに承認を求める、といった作りにしてもらえないでしょうか!
スパムが入るたびに、定年間近の父が、
「だいちゃん。いやらしいコメントが入っているから、削除した方がいいよ」
とメールをくれる。父ちゃん、ごめんよ。その親心に涙をするとともに、なんとも申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
IPアドレスでは禁止設定をしているのだが、次から次へと入ってくるので、泣く泣くコメントを承認制へ。皆さん、すみません。
アサブロさんはいつもお世話になっているのですが、このスパムフィルタの方法が、ちょっと????というもの。
それは、NGワードを事前に登録しておく、というもの。
この場合、自分でスパムの対象となるワード(この場合はそっち系の頻出ワード)を想像し、たくさん入力しなければいけなくなり、それはそれで想像力を要する上に、あまり作業として気分が宜しいものではない。
アサブロさん!ぜひ、その当たりは自動的にNGワードを作って頂いて、それらを検知したものについてはコメントに承認を求める、といった作りにしてもらえないでしょうか!
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